特定非営利活動法人芦花公園花の丘友の会
※芦花公園とあるのは、現在の「都立蘆花恒春園」が、NPO設立当初は「芦花公園」という名称だったからです。

理事長 田瀬裕水

 特定非営利活動法人芦花公園花の丘友の会は、平成8年10月に発足し、都立蘆花恒春園の一角にある「花の丘」の1905平方メートルに及ぶ5つの花壇の管理を行っています。
 「花の丘」のある地区には、かつて住宅が数十軒建っていました。その前は東京都のごみ集積所であり(夢の島の前。夢の島も今は花いっぱいの温室等になっていますね)。明治・大正の文豪、徳冨蘆花が晴耕雨読の生活に憧れて移り住んだ頃は、のどかな田園風景が拡がっていた土地です。
 花の丘が全面開園したのは平成12年6月。友の会は、この地区の整備計画の段階から、地域住民・地域商店街・花好きの人々が中心になり、「花いっぱいの明るい公園にしたい」「徳冨蘆花が好んだであろう花でいっぱいにしたい」「地域のシンボルとして、また、地域の活性化の軸にしたい」などの目的で立ち上がりました。

四季折々に花が咲き乱れる5つの花壇
 「花の丘」には、長野県高遠町から寄贈された15本の高遠コヒガン桜の他、しだれ桜・ヨウコウなどの桜の木が多く植えられています。高遠コヒガン桜・ヨウコウ・しだれ桜の順に咲きますので、長い期間、桜の花を楽しむことができます。
 5つの花壇には四季折々の可愛い花々が溢れ、芝生にシートを広げてお昼を食べる人、ジョギングをする人、ワンちゃんのお散歩に利用する人など、地域の憩いの場として、年々訪れる人が増えています。

「花の丘フェスタ」は毎月開催!花苗の財源確保に!
 花壇の管理だけでなく「花の丘」を皆様に知っていただくために、積極的に各種イベントを開催しており、春の「さくら祭り」には数万人にも及ぶ人々が集います。もちろん春だけでなく、夏の「ひまわり祭り」、秋の「コスモス祭り」「やきいも祭り」など1年を通 して様々な催しを行っていましたが、2005年の8月からは、「花の丘フェスタ」と題して、毎月季節感溢れるフェスタを開催することになりました。この地域は最近大型マンションが急激に新築され、人口も急激に増加しています。核家族化・少子化などで地域のコミュニケーションが薄れていく時代ですが、「花の丘」では「花の丘フェスタ」を毎月開催の縁日のような存在として地域に定着させていきたいと思っています。また、「花の丘フェスタ」での出店からいただく出店料は花壇の花苗購入等に当てられおり、NPOとしての財源確保にも努力しています。

地元小学校の総合学習にも協力!
 これらの催しは地元の子どもたちやファミリーを初め、老若男女が集い地域に根ざした恒例の行事となっており、また、地元の2つの小学校(世田谷区立芦花小学校・世田谷区立千歳台小学校)の総合学習の場として花壇を提供しており、種まきから刈り取りまでその指導も行い、子どもたちの自然環境への意識を高める活動もしています。

「みんなのとんぼ池」&「やごの楽校」
 水生植物や水生生物・水に親しめる環境を提供したいと、地域住民と児童らの協力により、平成18年8月20日に「みんなのとんぼ池」、平成20年3月23日に「やごの楽校」が完成しました。皆様の御利用をお待ちしています。

 どうぞ、皆様の温かいご支援・ご協力をお願いいたします。「友の会」へのお問い合わせ、ご意見、ご要望は

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