おわりに

 

地域との関わり、地域活動の必要性

 ひと昔前までは、川が流れ、田畑が広がり、徳富蘆花が晴耕雨読の生活を求めて移り住んだように、のどかだったこの地も、最近は大規模開発の大型マンションが続々と建設され、人口が増大しています。

 鍵を1つ閉めれば、ある程度の安全やプライバシーが保てる都会の生活は、便利な反面 、人と人との触れ合いのない、無味乾燥なものとなります。お隣の方がどんな人かも知らないというのは、田舎生活やひと昔前までは、考えられないことでした。

 子育てや、高齢者への配慮も、祖父母から子ども達に、孫たちにと伝えられ、自然に身についていったものです。核家族化、少子化、高齢化に向かっている今の社会で、地域や地域活動に求められている期待は大きなものだと思います。

 防犯、子育て、高齢者介護、有事の場合の避難など、「遠くの親戚 より、近くの隣人」とよく言わるように、万一という時や、ちょっとした相談等、近くに心おきなくお願いできる人がいるということは、大変心強いものです。

地域に飛び込もう!

 皆さんの地域にも、地域に関わってお世話している方や、活発な地域活動をしている方々が沢山いらっしゃると思います。 地域と関わるためには、待っていても誰も声をかけてはくれません。
 一歩、歩み寄ってください。関わったら大変なことになるとか、面倒だと思っていませんか?一銭にもならないボランティアなんて意味がないと思っていませんか?
 傍目に見て、毎日忙しく地域のために奔走している方々は、なぜ、そんなに一所懸命にやっているのでしょうか?きっと、それに見合う価値ある活動だからなのだと思います。
 人と人との繋がりは、お金では買えないのです。人はひとりだけでは生きていけません。自分の身近な家族、隣近所、地域へと人の輪は広がっていきます。
 その輪が広がっていくと、どうしても地域との関わりを持たなくてはならないと、感じるはずです。
 町会も、学校も、行政も単独では、物事が上手く回っていきません。それぞれの家族の輪が、小さな地域の輪が、少しずつ重なり、広がって世の中が良くなるのではないでしょうか。

出来ることから、参加すればいいのです。

 実施したアンケート結果から、ほとんどの方が地域に関心があると答えています。また、96%の方が地域活動に参加したいという結果 が出ました。しかしながら、その96%のうち、今は出来ないという方が92%もいらっしゃいました。
 さまざまな理由があると思います。子どもがまだ小さい。勤めがあるから時間がない。しかし、私共の中心メンバーも7人のうち、4人は現役で仕事を持っている企業主だったり、会社員です。地域活動は引退して暇になったらやればいいと思っている方がいらしゃるとしたら、それは間違いです。その人が出来る時間に、出来ることをすればいいと思うのです。
 ノルマも、強制も、地域活動にはありません。上下の関係もありません。少しずつ、無理せずに関わっていくことが大切だと思います。

地域活動で得られるもの。

  お金でもないし、目に見えるものではないですが、地域に知り合いが増えること。一緒に汗水流して成果 を得た時の仲間との一体感、充実感。成し遂げた時の打ち上げの飲み会が楽しいとか、そのような、ささやかなものかもしれません。
 しかし、そのささやかなものは、自分ひとりが求めても求められないもので、与えられるものなのではないでしょうか?
 私たちは、地域活動を行っていて、皆さんのために「やっている」とは思っていません。自分のために「やっている」のです。その結果 が皆さんのために、お役に立てれば、なお、嬉しいことです。
 そのような気持ちを忘れることなく、これからも地域活動を続けていくつもりです。

地域活動は人が基本です。

  先程、自分のために「やっている」と述べましたが、そうは言っても、一人では何も出来ません。地域活動には、人々に賛同していただき、多くの人を巻き込んで、一緒に歩んでいかなければなりません。メンバーだけが楽しむのでは、地域活動とは言えません。
 私共の活動は多くの人に支えられ、成り立っています。
 メンバー、近隣住民、町会、商店街、地域の学校、管轄の行政……、そして、一番大事なのは、それぞれの人々との関わりです。その一人一人との出会いとお付き合いを大切にしていきたいと思います。

 最後になりましたが、

NPO芦花公園花の丘友の会への、ご協力、ご支援をいただき、ありがとうございます。

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